原発不明がん
〜どのように取り扱えば良いのか、診断から治療までの流れ〜

ISBN 978-4-909888-21-1
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3,520円(税320円)
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原発不明がんの診断・治療と看護に携わる方々に最適なテキスト誕生!

書籍情報

  • 著者:安藤正志(愛知県がんセンター 薬物療法部 医長・臨床試験部 部長)
  • 定価(本体3,200円+税)
  • B5判/72頁/図13点・表10点
  • ISBN978-4-909888-21-1
  • 発行日:2021年3月20日(第1版)

本書の特長

  • 原発不明がんの患者さんは、原発不明がんとの説明を受け、“医学が進歩しているのに原発巣が分からないわけがない、きっと担当医が原発巣を分からないのに違いない”など、医療者に対する強い不信感を抱きます。
  • 一方、担当医の多くが、“いろいろ検査しても原発巣が分からない、どこまで調べたら良いだろうか、また、治療はどうしたらいいだろうか”などの不安を持ちながら診療しています。
  • 原発不明という言葉には何とも言えない響きがあるのと、大半の患者さんが診断時にがんのIV期に該当し、治癒は困難で、病勢の抑制を目的とした薬物療法の適応となるので、患者さんにとっては、診断時から、非常に辛い気持ちになりやすいのかもしれません。
  • 原発不明がんについて、患者さんにどのように説明するのが良いのか。どのように取り扱えば良いのか。診断や治療はどうするのか。本書はその疑問にお応えすべく、原発不明がんの疾患概念、その原因、疫学、病理診断、臨床像、診断、治療、治療方針といった原発不明がんの臨床を中心にまとめたテキストです。
  • がんの診療にあたる医師や研修医はもちろん、たくさんの専門用語について脚註でわかりやすく解説し、看護師、薬剤師などコメディカルの方々にも最適な教科書となっています。
  • 本書により、原発不明がんに対する知識を深め、患者さんの医療や看護に活かしていただければ幸いです。

目次

  • 第1章 原発不明がんとは、その疾患概念
  • 第2章 原発不明がんの原因
  •  1.原発巣が成長する早い段階で転移を起こす、さらに原発巣が消退
  •  2.潜在的ながんの発生素地が原発巣以外にも存在
  •  3.検査で検索困難な部位に原発巣が存在
  •  4.診断時に広い範囲に病変が広がり、原発巣を同定することが困難
  • 第3章 原発不明がんの疫学
  • 第4章 原発不明がんの病理診断
  • 第5章 原発不明がんの臨床像
    • A.特定の治療を有するサブグループの臨床像
    •  1.腺癌
    •  2.扁平上皮癌
    •  3.神経内分泌腫瘍
    •  4.単発性、切除可能な小病変のみ
  • 第6章 原発不明がんの診断
  • 第7章 原発不明がんの治療
    • A.特定の治療を有するサブグループに対する治療
    •  1.腺癌
    •  2.低・未分化癌
    •  3.扁平上皮癌
    •  4.神経内分泌腫瘍
    •  5.単発性、切除可能な小病変のみを有する症例
    • B.特定の治療を有しない原発不明がんに対する治療
    •  1.いわゆる“経験的”化学療法
    •  2.特定の治療を有しない原発不明がんにおける推定される原発巣に準じた治療
  • 第8章 原発不明がんに対する治療方針
  • 第9章 終わりに
  • 読者対象

    がん診療に携わる医師・研修医、看護師・薬剤師ほかコメディカル

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