消化器神経内分泌腫瘍 薬物療法のケースファイリング

ISBN 978-4-906829-78-1
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希少がんに対する診断・治療の飽くなき挑戦と最新の薬物療法!

書籍情報

  • 【編 集】
    古瀬純司(杏林大学医学部腫瘍内科学教室 教授
    奥坂拓志(国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科 科長)
  • 【執筆者】
    (執筆順)
    古瀬 純司(杏林大学医学部腫瘍内科学教室教授)
    奥坂 拓志(国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科科長)
    平岡 伸介(国立がん研究センター中央病院病理・臨床検査科科長)
    池田 公史(国立がん研究センター東病院肝胆膵内科科長)
    水野 伸匡(愛知県がんセンター中央病院消化器内科部医長/臨床試験部治験支援室長)
    鳥山 和浩(愛知県がんセンター中央病院消化器内科部)
    肱岡  範(愛知県がんセンター中央病院消化器内科部医長)
    今岡  大(国立がん研究センター東病院肝胆膵内科)
    平野 秀和(国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科/消化管内科)
    森実 千種(国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科医長)
    渋谷  仁(秋田厚生農業協同組合連合会 由利組合総合病院消化器内科)
    近藤 俊輔(国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科)
    松本 慎平(愛知県がんセンター中央病院消化器内科部)
    小林 敬明(杏林大学医学部腫瘍内科学教室助教)
    渡邊 一雄(国立がん研究センター東病院肝胆膵内科)
    高橋 秀明(国立がん研究センター東病院肝胆膵内科)
    本間 義崇(国立がん研究センター中央病院消化管内科)
    光永 修一(国立がん研究センター東病院肝胆膵内科医長)
    成毛 大輔(杏林大学医学部腫瘍内科学教室助教)
    河合 桐男(杏林大学医学部腫瘍内科学教室)
    長島 文夫(杏林大学医学部腫瘍内科学教室臨床教授)
    岡野 尚弘(杏林大学医学部腫瘍内科学教室助教)
    栗原 宏明(国立がん研究センター中央病院放射線診断科医長)
    小宮山哲史(国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科)
    岩屋 博道(愛知県がんセンター中央病院消化器内科部)
    佐々木満仁(国立がん研究センター東病院肝胆膵内科)
    神田慎太郎(国立がん研究センター中央病院呼吸器内科外来医長)
    中山 雄介(大津赤十字病院外科)
  • 定価(本体5,000円+税)
  • B5判/152頁/オールカラー/図199点・表30点
  • ISBN978-4-906829-78-1
  • 発行日:2017年8月15日(第1版)

本書の特長

  • 神経内分泌腫瘍はホルモン産生能を有する神経内分泌細胞由来の腫瘍の総称で、全身すべての臓器から発生しうる悪性腫瘍です。しかし、その頻度は低く、希少がんのひとつとされているため診断が難しく、標準的な治療法が確立されず、診療が難しい疾患でした。
  • しかし近年、WHO分類や診療ガイドラインが改訂を重ね、分子標的治療薬をはじめとする新規薬剤の有効性が報告されるなど、神経内分泌腫瘍に対する認識は格段に上がっています。
  • 神経内分泌腫瘍は病理学的特徴から増殖が緩やかな高分化腫瘍と、進行の早い低分化癌とに分けられ、分化度によって治療方針は大きく異なります。さらに最近では膵神経内分泌腫瘍のNET G3という概念も出されています。薬物療法も高分化腫瘍と低分化癌では全く異なり、どのように使い分けるかが臨床現場の大きな課題です。
  • 本書は、消化器に発生した神経内分泌腫瘍に焦点を絞り、患者さんひとりひとりの経過を詳しく検討することで神経内分泌腫瘍の治療を整理しました。希少疾患をまとめるために神経内分泌腫瘍を積極的に診療している日本を代表する4つの施設の症例について治療の選択や経過、ポイントとなる大切な点の解説をわかりやすくまとめました。さらに、コラムとして神経内分泌腫瘍の最近のトピックスを解説。
  • 本書によって、発生部位、分化度、治療方法、薬剤の選択など、多様な神経内分泌腫瘍の治療について学び、神経内分泌腫瘍という希少がんに対する診療の進歩に貢献することを願います。

目次

  • 第1章 薬物療法の基本
    • 1.神経内分泌腫瘍に対する薬物療法の基本
    • 2.神経内分泌がんに対する薬物療法の基本
  • 第2章 膵神経内分泌腫瘍・がん
    • 1.エベロリムスによりPRが得られ、切除し得た膵神経内分泌腫瘍の1例
    • 2.スニチニブが奏効し、3年治療継続できた1例
    • 3.スニチニブを使用した膵神経内分泌腫瘍の1例
    • 4.weekly単剤投与のストレプトゾシンにて奏効が得られた1例
    • 5.インスリノーマの1例
    • 6.同時性肝転移を有するガストリノーマに対して集学的治療を行った症例
    • 7.様々な薬物療法を施行し得た膵神経内分泌腫瘍の1例
    • 8.組織診断がつく前に治療を開始した膵がんの1例
    • 9.標準治療不応の膵神経内分泌腫瘍に対して、カペシタビン+テモゾロマイド併用療法が奏効した1例
    • 10.プラチナ製剤不応の膵神経内分泌がんに対して、エベロリムスが有効であった1例
  • 第3章 消化管神経内分泌腫瘍・がん
    • 1.オクトレオチド療法により病勢制御が得られた非機能性の後腸原発神経内分泌腫瘍の1例
    • 2.エベロリムス療法により病勢制御が得られた後腸原発神経内分泌腫瘍の1例
    • 3.治療中、Ki-67値が変化した胃神経内分泌がんの1例
    • 4.全身状態不良のため、カルボプラチンベースで治療を行った胃神経内分泌がんの1例
    • 5.小腸原発神経内分泌がんの1例
    • 6.食道神経内分泌がんの1例
  • 第4章 肝・胆道神経内分泌腫瘍
    • 1.最終的に肝原発神経内分泌癌と診断した1例
    • 2.胆嚢神経内分泌癌(小細胞癌)に対してCBDCA/VP-16が奏効した1例
    • 3.肝門部胆管神経内分泌癌に対してプラチナ製剤が奏効した1例
  • 第5章 診断が困難な神経内分泌腫瘍
    • 1.原発不明神経内分泌癌:膵原発?
    • 2.肝原発神経内分泌腫瘍が疑われた1例
  • 第6章 化学療法に伴う合併症 
    • 1.薬剤性間質性肺炎を繰り返しながらも、エベロリムスを継続し、奏効した膵神経内分泌腫瘍の1例
    • 2.エトポシド+シスプラチン療法による発熱性好中球減少症
  • コラム
    • 神経内分泌腫瘍における病理診断のポイント
    • 膵機能性神経内分泌腫瘍の症状と診断
    • ソマトスタチン受容体について
    • ソマトスタチン受容体シンチグラフィ(SRS)とは
    • エベロリムスの薬剤性肺障害対策
    • 神経内分泌腫瘍(NET/NEC)の遺伝子異常

読者対象

腫瘍内科医・外科医、消化器内科医・外科医

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