胃ろうなど人工的水分・栄養補給の導入や中止について定めた本邦初のガイドライン!
書籍情報
- 編集者 社団法人 日本老年医学会
- 定価(本体2,000円+税)
- B5判/48頁/2色刷り
- ISBN 978-4-906829-14-9
- 発行日 2012年11月30日(第1版)
本書の特長
- 1.本書は、人工的水分・栄養補給(AHN)の導入を中心に、高齢者ケアの意思決定プロセスに関して日本老年医学会が定めた本邦初のガイドラインです。
- 2.本ガイドラインは、臨床現場で、医療・介護・福祉従事者が、高齢者ケアのプロセスにおいて、本人・家族とのコミュニケーションを通して、AHN導入をめぐる選択をしなければならない場合に、適切な意思決定プロセスをたどることができるようにガイド(道案内)するものです。
- 3.本ガイドラインの内容は、
- 1)医療・介護における意思決定プロセス、
- 2)いのちについてどう考えるか、
- 3)AHN導入に関する意思決定プロセスにおける留意点(導入の選択および導入後の減量・中止の選択を含む)
から成り立っており、適切な意思決定プロセスによって倫理的妥当性が確保されることに加えて、法的な介入がなされることのないことを謳っています。
- 4.ガイドラインのほかに、「高齢者の終末期の医療およびケア」に関する日本老年医学会の「立場表明」2012 を収載しました。
- 5.胃ろうなどをめぐり社会問題となっている今日、超高齢社会に生きる医療従事者や家族にとって必携のガイドラインとなります。
目次
- 人工的水分・栄養補給の導入に関する意思決定プロセスのフローチャート
- 本ガイドラインについて
- はじめに
- ガイドラインの必要性
- 本ガイドラインの使い方
- 本ガイドラインの性格と構成
- 本ガイドラインの概要
- 第一部 医療・介護における意思決定プロセス
- 第二部 いのちについてどう考えるか
- 第三部 AHN導入に関する意思決定プロセスにおける留意点
- Appendix 本ガイドラインの主張に賛同する法律家
- 「高齢者の終末期の医療およびケア」に関する日本老年医学会の「立場表明」2012
読者対象
高齢者医療に従事する医師、看護師ほか医療関係者、法律家、患者家族