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21世紀の疾患：神経関連アミロイドーシス

ISBN	978-4-909888-07-5
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アミロイドーシスは様々な臓器障害を引き起こすブロードな疾患である！

書籍情報

監修：安東由喜雄（長崎国際大学薬学部アミロイドーシス病態解析学分野教授, 長崎国際大学学長, 熊本大学名誉教授）
編集：植田　光晴（熊本大学大学院生命科学研究部脳神経内科学講座教授）
　　　山下　太郎（熊本大学病院神経難病診療体制構築事業・脳神経内科特任教授）
定価6,380円（本体5,800円＋税）
B5判
136頁
ISBN978-4-909888-07-5
発行日：2020年4月1日（第1版）

本書の特長

30数年前は10種類にも満たないアミロイド前駆物質しか知られていなかったアミロイド－シスは、現在は37種類もの異なるアミロイド原蛋白質が明らかにされ、アミロイドを形成し様々な病態を引き起こすことが分かってきた。アルツハイマー病、アミロイドアンギオパチー、パーキンソン病、レビー小体と、超高齢化社会の到来とともに神経疾患関連のアミロイドーシスの重要性は増し、病態解析、治療研究は大きく進歩し、「21世紀の疾患」となった。
トランスサイレチンが引き起こすアミロイドーシスは遺伝的に変異した本蛋白質がアミロイドとなり末梢神経障害、心、腎、消化器、眼など全身の諸臓器が傷害される家族性アミロイドポリニューロパチーが知られているが、世界的に限局された地域でなく、現在ではかなり広がりを持つ病気ではないかと考えられるようになってきた。また、心不全や不整脈に加えて、頸椎症、腰部脊柱管狭窄症、小径線維ニューロパチーなどを引き起こすため、神経疾患として重要である老人性全身性アミロイドーシスが超高齢化社会の到来とともに大きな疾患として取り上げられつつある。アルツハイマー病に随伴する病態であるアミロイドアンギオパチー、ALアミロイドーシス、透析関連アミロイドーシスなどもその病態が明らかにされ治療法の開発が進み、予後が改善されつつある。
アミロイドーシスは様々な臓器障害を引き起こすブロードな疾患である。本書は、重要な多くの病理写真をカラーで提示し、本文と関連するSide Memoや身近な話題から診療のヒントに結びつく「アミロイドーシスよもやま話」なども収め、広く基礎研究者、様々なフィールドの臨床医にとって様々な観点から研究や日常診療に役立つ情報を提供する。

読者対象

神経内科医、内科医

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