進行・再発胃癌治療レジメン
─生存期間延長の薬剤選択─

ISBN 978-4-909888-17-4
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3,190円(税290円)
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かゆいところに手が届く個別化治療を踏まえた薬剤選択のための実践的ガイドブック!

書籍情報

  • 著者:西川和宏(国立病院機構大阪医療センター外科医長)
  • 定価(本体2,900円+税)
  • A5判/64頁/図13点・表13点
  • ISBN978-4-909888-17-4
  • 発行日:2020年11月5日(第1版)

推薦のことば

  • 市中病院では手術・検査や術後管理で忙しい消化器外科医や内視鏡医が胃癌の薬物療法に関わる診療についても一生懸命にカバーしているわけだが、新薬の開発に伴い胃癌の治療アルゴリズムは容赦なく複雑に膨らみつつある。ゆえに彼らにはせめて目にも心にも優しい教科書を提供したい。そしてそのような教科書を腫瘍内科医ではなく彼らと同じ境遇で苦労して薬物療法を学んだ消化器外科医が書いたとすれば、かゆい所に手が届く実践的なものになるのではないだろうか。心に響くものになるのではないだろうか。そのような期待に応え得る逸品が遂に登場した。
  • 日本胃癌学会理事長/名古屋大学医学部消化器外科教授 小寺泰弘先生「推薦のことば」より

本書の特長

  • 進行・再発胃癌においては、外科的治癒切除ができる方はごく少数で、化学療法が主体となります。その際、胃癌取扱い規約と胃癌治療ガイドラインが臨床における指針となっています。しかし胃癌治療ガイドラインは、2018年1月に改訂され第5版となっていますが、改訂後も5つの速報版が追加報告されているほどに胃癌治療は日進月歩です。本書はそれらの速報版をわかりやすく整理し、今後の検討課題を示します。
  • 胃癌の化学療法では、通常の殺細胞性薬剤だけでなく、分子標的薬剤や免疫チェックポイント阻害薬も使用可能となってきており、治療成績も向上しつつあります。また、遺伝子変異などの知見の進歩とともに個別化治療の道も少しずつ見えつつあります。
  • しかし、実臨床においては、ガイドラインのみでは患者さんを前にした時に具体的にどの薬剤(レジメン)をいつ使用するかは不確定であり、臨床的なガイドが必要です。本書は図表を多用し、さまざまな状況下で具体的な薬剤(レジメン)の選択肢が提示できるように工夫し、医療者の大きな助けとなるガイドブックとなっています。

目次

  • 1 はじめに
  • 2 治療適応
  • 3 レジメン決定のための検査
  • 4 遺伝子パネル検査
  • 5 胃癌化学療法におけるキードラッグと治療アルゴリズム概略
  • 6 一次化学療法の概略
  • 7 一次化学療法の具体的レジメン選択
  •  1)Fitの場合
  •  2)Vulnerable(経口摂取不良例)の場合
  •  3)Vulnerable(高齢者)の場合
  •  4)Vulnerable(PS低下例)の場合
  •  5)Vulnerable(腎機能低下例)の場合
  •  6)Frail(腎機能低下例)の場合
  •   [コラム]S-1とCapeの使い分け
  • 8 二次化学療法の概略
  • 9 高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)
  • 10 二次化学療法の具体的レジメン選択
  •  1)Fitの場合
  •  2)Vulnerable(RAM投与不適例)の場合
  •  3)Vulnerable(高齢者)の場合
  • 11 補助化学療法後早期再発
  •   [コラム]腫瘍増悪後の同一薬剤継続使用
  • 12 三次化学療法以降の概略
  • 13 三次化学療法以降の具体的レジメン選択
  •  1)Fitの場合
  •  2)Vulnerable(消化器毒性残存例)の場合
  •  3)Vulnerable(間質性肺陰影存在例)の場合
  •  4)Vulnerable(高度の腹膜転移・高度腹水例)の場合
  •  5)Vulnerable(高度の腹膜転移・イレウス例)の場合
  •  6)Vulnerable(経口摂取不能例)の場合
  •  7)Frailの場合
  •   [コラム]同時併用療法と逐次併用療法
  • 14 キードラッグの使い切り
  • 15 治療ライン切り替え
  • 16 化学療法時の栄養介入
  • 17 化学療法中の手術介入

読者対象

外科、内科、研修医、看護師、薬剤師、ほか医療スタッフ

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