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実際のトモシンセシス動画30本を収載した、読影訓練のための良き指南書!
書籍情報
- 監修:角田 博子(聖路加国際病院放射線科医長・乳房画像診断室長)
- 著者:坂 佳奈子(公益財団法人東京都予防医学協会がん検診・診断部長)
- 定価6,600円(本体6,000円+税)
- B5判/96頁/図307点・表1点
- ISBN978-4-909888-26-6
- 発行日:2022年5月25日(第1版)
本書の特長
- 乳房トモシンセシスはわが国でも急速に普及してきており、検診で使用する施設も増加しています。その背景には、ルーチンの2Dデジタルマンモグラフィでは全く認識できない所見が、3Dマンモグラフィのトモシンセシスでみると容易に認識できる症例に遭遇することがあり、また逆に2Dではあたかも構築の乱れがあって悪性を疑うような所見が実は重なりに過ぎないことが3Dで認識可能な症例も経験してきたことなどがあります。
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2021年に改訂されたマンモグラフィガイドライン第4版では、初めてトモシンセシスを取り上げ、その読影方法やメリット・デメリットなどにも触れています。
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通常のマンモグラフィのテキストは多々出版されていますが、トモシンセシスについては教科書が少なく、施設に導入された場合には、手探りで経験を重ねている医療者が多いのが現状です。
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トモシンセシスを上手に利用し、読影するためには慣れが必要です。トモシンセシス動画30本、超音波動画3本を収載し、本書に記載のQRコードからスマホやタブレット、さらにはパソコンの大きな画面でも見られます。実際のトモシンセシスの動画のモニタに近い形で体験できる本書は、読影訓練のための良き指南書となります。
目次
- 第1章 総論
- 1. 乳房トモシンセシスについて
- 2. 日本で販売されているトモシンセシスの特徴
- 1)ホロジックジャパン株式会社
- 2)シーメンスヘルスケア株式会社
- 3)富士フイルム株式会社
- 4)キヤノンメディカルシステムズ株式会社
- 5)GEヘルスケア・ジャパン株式会社
- 3. 診療の現場でのトモシンセシス運用
- 4. 検診の現場でのトモシンセシス運用
- 第2章 乳房トモシンセシス運用の実際
- 1. トモシンセシスの撮影と読影方法
- 2. トモシンセシス読影のポイント
- 3. トモシンセシス撮影にかかわる解決すべき問題点
- 第3章 トモシンセシス(3D画像)と通常撮影(2D画像)の違い
- 1. 境界明瞭平滑腫瘤
- 2. 微細鋸歯状腫瘤 境界不明瞭腫瘤
- 3. スピキュラを伴う腫瘤
- 4. 良悪性の鑑別を有する石灰化
- 5. 構築の乱れ
- 6. その他
- 第4章 乳房構成別所見
- 1. 乳房構成について
- 2. 不均一高濃度・極めて高濃度での所見
- 3. 乳腺散在性・脂肪性での所見
- 第5章 トモシンセシスによって悪性の確信度が上がった症例
- 第6章 トモシンセシスによって良性または正常と判断できた症例
読者対象
乳がん検診・診療に携わる医師・技師
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正誤表
2022年5月25日 第1版第1刷