国立がん研究センターMDT大腸がん治療戦略Vol.1

ISBN 978-4-906829-28-6
販売価格
3,300円(税300円)
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ガイドラインに記載のないケースにどう対処するか、もうひとつの癌治療ガイド!

書籍内容

  • 編集
    国立がん研究センター中央病院 消化管内科 科長 島田安博
    国立がん研究センター中央病院 大腸外科 科長  金光幸秀
    国立がん研究センター中央病院 大腸外科     大城泰平
  • 定価(本体3,000円+税)
  • B5判/96頁/オールカラー/カラー写真・図140点・表9点
  • ISBN 978-4-906829-28-6
  • 発行日 2013年10月25日(第1版)

東京医科歯科大学大学院教授/大腸癌研究会会長 杉原健一先生 推薦!!

2005年に刊行された大腸癌治療ガイドラインにより大腸癌の基本的な治療方針が提示されてから数年が経ち、多くの施設においてガイドラインに準拠した治療が行われるようになった。
しかし、ガイドラインが提示する治療方針はあくまでも基本方針であり、実地臨床ではガイドラインからは治療方針を導き出せない症例を多々経験する。そのような症例に対しては、個々の医師のそれまでの経験や類似した症例を対象とした臨床試験の結果を中心に、他領域の医師への相談、患者の状態・環境、などを総合的に判断して治療方針を決定している。
一方、2013年初めに国立がん研究センター中央病院の大腸外科のスタッフが一新され、新しい指導体制の下、いくつかの意欲的かつ積極的な取り組みがなされてきている。
その一つが毎週火曜日の診療前に行われる多領域の医師による症例検討会(MDT)である。
MDTには、ガイドラインから治療方針を導き出せない症例や治療方針が確立されていない病巣の広がりを有する症例が提示され、多領域の医師の豊かな知識とそれまでの経験を基に、治療方針が討論されている。
本書はMDTで検討された症例のうち、多くの先生方が実地臨床において治療法に悩んでいるような症例を選んで、興味深い討論とともに決定された治療方針が記載されている。
決定された治療方針が最適であるか否かの判定は困難ではあるが、その決定に至った経緯を知ることは大腸癌の診療にあたっている医師にとって同様な症例の治療方針の決定において貴重な情報となる。
また、島田先生の書かれた序文は、長年JCOGの大腸がんグループを率いてきた経験から導き出されていて、新しい一見有効な治療方針を受け入れるに当たり熟慮・再考を促す貴重な警告であり、一読していただきたい。
本書は、治療方針に難渋する症例をQ&A方式で記載されていて、実地臨床には大変参考になり、ぜひ手元に置いておきたい書物である。

東京医科歯科大学大学院教授
大腸癌研究会会長
杉原健一

本書の特長

  • 最近の大腸癌化学療法の進歩は、それまでの外科治療主体の治療戦略から、新たな治療戦略への拡大を可能とし、切除“不能”な転移巣に対する化学療法の奏効率の向上から、切除“可能”な病態へ移行させることが可能となりました。
  • しかし、この治療戦略においても長期予後の改善という、治療の最終目標は実現されているわけではなく、化学療法による有害事象に伴う術後合併症の増加や、再発後の治療選択の制限など、多くの解決すべき課題が残っています。
  • 大腸癌研究会から大腸癌治療ガイドラインが2005年に発刊され、国内での治療方針の統一化が進んだ反面、ガイドラインに記載されていない対象に対する治療方針について十分な検討がなされていません。
  • 本書はそのような背景から、治療方針で問題となる症例を中心に、国立がん研究センター中央病院で毎週早朝に行っている、大腸外科、内視鏡科、消化管内科、肝胆膵外科、呼吸器外科、放射線治療科、放射線診療科、病理科などの大腸癌治療に関わるすべての診療科(MDT)による症例検討会の成果を披瀝することで、もうひとつの癌治療ガイドを示すものです。
  • 癌診療に携わり癌取扱い規約・ガイドラインを日頃臨床の現場で使っている医師や病理 診断を行っている病理医に必携の指針の創刊です!(年1回刊行予定)

目次

  • 1. 外科治療・局所治療
    • Q01 進行下部直腸癌に対する標準的な外科治療は?
    • Q02 進行直腸癌に対する術前化学放射線療法の意義は?
    • Q03 同時性肝転移例に対する手術適応と切除時期は?
    • Q04 肝・肺同時性転移例に対する手術適応は?
    • Q05 リンチ症候群(Lynch syndrome)に対する最適な大腸切除範囲と術後のサーベイランス方法は?
    • Q06 大動脈周囲リンパ節転移例に対する手術適応は?
    • Q07 化学療法後に臨床的完全奏効(clinical complete response;cCR)になった症例をどのように扱うか?
    • Q08 卵巣転移例に対する手術適応は?
    • Q09 直腸癌局所再発に遠隔転移が合併し、それぞれが切除可能な時にどうするか?
    • Q10 切除不能肝転移に化学療法が奏効した場合の肝切除のタイミングは?
    • Q11 内視鏡的摘除(EMR/ESD)後の再発例に対する治療戦略は?
    • Q12 最大径2cm以上の症例に対する内視鏡摘除術の実施条件は?
  • 2. 化学療法(切除可能病変)
    • Q13 結腸癌の他臓器浸潤Stage 蕎瀕磴紡个靴栃篏化学療法を行うか?
    • Q14 腸管壁内転移例に対する治療戦略は?
    • Q15 側方リンパ節転移を有するStage 群蕊直腸癌に対して術後補助化学療法は何を行う?
    • Q16 切除可能肝転移に補助化学療法を行うか?
  • 3. 化学療法(境界・再発病変)
    • Q17 腹膜播種を伴う大腸癌の治癒切除後に補助化学療法を行うか?
    • Q18 直腸癌の異時性鼠径リンパ節転移例に対する治療戦略は?
    • Q19 腫瘍マーカーがどんどん上昇するが、再発巣が確認できない時に   どうするか?
    • Q20 脳転移例に対する化学療法をどうするか?
    • Q21 どこまでの高齢者に化学療法を行うか?
  • 4. 画像診断
    • Q22 切除可能肝転移例に対しMRI をルーチンで行うか?
    • Q23 CTcolonographyで微小病変を指摘できるか?
    • Q24 腹膜転移を疑った場合に、PET/CT検査は有効か?
    • Q25 大腸癌術後サーベイランスとしてPET 検査を行うべきか?

読者対象

外科、腫瘍内科、内視鏡科、放射線科、病理の各医師

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